のりぴーの徒然日記

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住吉大社御田植神事2023:日本三大御田植祭りの魅力と歴史

日本の祭りの中でも特に重要な位置を占めるのが御田植神事です。その中でも、大都会の真ん中で盛大に行われる住吉大社の御田植神事は、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。この神事は、神功皇后が田んぼを設け、御田を造らせたのが始まりと言われています。

 

住吉大社御田植神事の起源


住吉大社の御田植神事は、神功皇后住吉大社ご鎮座の際、住吉大神にお供えする田んぼとして神田を定め、長門国(現在の山口県)から植女(うえめ)を呼び寄せたことから始まったと言われています。

神功皇后は夫の仲哀天皇が急逝したのち、60年以上にわたって政事を執り行なったと言われています。その神功皇后住吉大社の神託を受けて、お腹に子供を宿したまま玄界灘をわたって朝鮮半島に出兵し、新羅高句麗百済三韓征伐を成し遂げました。

 

神事の内容


御田植神事は、田や植え付けする苗に宿る穀物の力を増やすために、歌うたいや舞を演じ、とても華やかで盛大に行なわれます。穀物が豊かに育ち、稲穂が十分に実る秋を迎えるための儀式として、今も厳かに行なわれています。御田植の間に、舞台と田の畔で行なわれる芸能はどれも見逃せません。

菖蒲の花飾りを付けた八乙女(やおとめ)の優美な舞、厳正な審査を受け、品性容貌技芸が認められた御稔女(みとしめ)による雨乞い祈願の神田代舞(みとしろまい)、時代絵巻を見るような風流武者(ふうりゅうむしゃ)行事、小中学生による甲冑武者(かっちゅうむしゃ)と雑兵(ぞうひょう)による勇壮な棒打合戦、初々しい乙女たちの田植踊、そして、ラストを飾るのは住吉踊(すみよしおどり)です。

住吉踊は、第四本宮に祭られている神功皇后が、無事に堺の浜に上陸されたのを土地の人々が祝福して踊ったのが起源だと言われ、中世以降は天下泰平・五穀豊穣を祈って奉納しているとされています。女児たちが「心」の字をかたどりながら舞い踊り、「エー 住吉さまの イヤホエ」という掛け声が鳴り響くと、いよいよ神田の田植も完成を迎えます。

 

神事の日程と場所


毎年6月14日に開催され、祭り当日10時から神館で植女や稚児、御稔女たちが衣装に着替えて化粧をし、お神酒を頂く粉黛式・戴杯式を行ないます。13時から本殿祭を執り行ない、それが終わると楽人、八乙女、御稔女、植女、替植女、稚児、風流武者、住吉踊の踊り子などが行列をなして御田へ向かいます。

住吉大社では五穀豊穣にかかわる神聖な行事が、年に4回行なわれています。中でも国の無形民俗文化財に指定されている御田植神事は歴史的に見ても重要な儀式のひとつで、見応えも十分です。

 

まとめ


住吉大社の御田植神事は、古代から続く日本の伝統と信仰を体感できる貴重な祭りです。大都会の真ん中で行われるこの祭りは、古代の風景を現代に蘇らせ、訪れる人々に深い感動を与えます。

神事の中には、美しい舞や勇壮な武者行事、そして感動的な住吉踊など、見どころが満載です。初夏の風を感じながら、この神聖な祭りを体験することは、一生の思い出になるでしょう。

住吉大社の御田植神事は、古代から続く日本の伝統と信仰を体感できる貴重な祭りです。大都会の真ん中で行われるこの祭りは、古代の風景を現代に蘇らせ、訪れる人々に深い感動を与えます。

神事の中には、美しい舞や勇壮な武者行事、そして感動的な住吉踊など、見どころが満載です。初夏の風を感じながら、この神聖な祭りを体験することは、一生の思い出になるでしょう。